イッシュダブル-モロバレル

 HP攻撃防御特攻特防素早さ
モロバレル1148570858030
さて、今回考察するポケモンはくさどくタイプのモロバレル
いかりのこなとキノコのほうしを覚える優秀な補助型ポケモン

だいたいは最遅調整してあり、トリル始動要員とタッグを組んで出てくる。

32:アバゴーラマッギョ
30:デスカーンランクルスモロバレル
29:ムシャーナ
25:ギガイアス
20:シュバルゴナットレイ

と、上のようにモロバレルより遅いポケモンはこれだけなので、いたずらごころ勢からちょうはつなどをもらわなければトリル下においてだいたいのポケモンに対し先制でキノコのほうしを撃てる。

●物理耐久
のんきH252B252で無補正無振りアーケオスのジュエルアクロバット確1(100.4%〜119.4%)。
のんきH252B252で無補正無振りヒヒダルマフレアドライブ確1(142%〜168.3%)。

●特殊耐久
なまいきH252D220で補正有C252ランクルスの珠サイコキネシスを確定耐え(82.3%〜98.6%)。
なまいきH252D92(H156D148)で補正有C252サザンドラのジュエルりゅうせいぐんを確定耐え(84.1%〜99.5%)。
なまいきH252D252で補正無しC252シャンデラのオーバーヒートが高乱1(97.7%〜114.9%)。

このようにいくら振っても耐えないものは耐えないので、何を仮想敵にし、どのような立ち回り方をさせたいかをちゃんと決めてから耐久に振らないと意味がない。

さて、ここで注目されているのが最速モロバレルである。
ハンパにしか耐えないのであればむしろ耐久など捨ててすばやさにぶっぱしてしまえといって産まれた型がこれ。

補正有S252の実数値が90。これは無振り70族と同値。
さらにトリルではなくおいかぜのサポートがあると実数値180となりトルネロスボルトロス最速111族(179)を1だけ抜く。もちろん相手はいたずらごころ持ちなのでちょうはつされたら終わりだが。
ただ、今回はちょうはつ対策にメンタルハーブを持たせることにより1回は回避できる。

トリル始動要員のタッグとしてこの子を使う場合、初手いかりのこなの場合が多いと思うが、いかりのこなとねこだましの優先度が同じ(どちらも+3)であるため、いかりのこな発動を止められるかトリル自体を止められてしまう。
イッシュにおいてねこだましを覚えるポケモンレパルダス(106族)、コジョンド(105族)、ズルズキン(58族)の3体であり、ズルズキンはともかくとして素のすばやさで圧倒的に負けてしまっているので鉢合わせたらまず撃ち負けると思っていい。

実際の大会ではトリル始動要員の相方として出てくることが多いだろうが、このように十分に対策はとれる。
また、最速モロバレルといえども結局はおいかぜのサポートがないと強力なアタッカーの前に何もできずにやられてしまう。

上手く型にハマれば非常に強力なポケモンだと思うが、もし使う場合は逆に上記のようなことに対して何かしらの対策をしなければならない。