でんきだま

第五世代にてついにでんきだまが解禁されたのでピカチュウについて色々考察してみる。

持ち物HP攻撃防御特攻特防素早さ
無し355530504090
電気玉(全振り)35162301524090
電気玉(無振り)35130301204090
でんきだまは攻撃と特攻を最終値*2するため↑のようにぶっとんだ性能のピカチュウとなる。
ただ、種族値だけで見れば同じ紙耐久の速効型で両刀可能なルカリオゾロアークなどといったポケモンに劣るので、この大きく偏った突破力と電気技がタイプ一致である点を如何に活かすかにかかっている。

結論から言うと、ピカチュウを使うのであればせっかちorむじゃきAS振りしかありえないと考えている。

まずせいかくがすばやさ補正である意味だが、ピカチュウは紙耐久であるが故、相手に対してなるべく先手を取らなければならない。
後手、攻撃を食らうすなわち即死に繋がる耐久レベルなので、ましてや激戦区の90族、可能な限り最速にしなければならない。
(実数値で言うと最速の156は準速103族まで抜くことが可能である。)

物理主軸であるには大きく3つ理由がある。
・一致ボルテッカーが強力
・タイプ的に有利な水タイプには特殊受けが多い
・電気タイプの特殊アタッカーは耐久共に優秀なジバコイルやサンダーが存在する

一致ボルテッカーの威力は非常に強力であり、無補正全振りで
107*2*120*1.5=38520
とぶっとんでいる。
(補正込全振りのグロスのコメパンが30750。)

スイクン
補正込H振り:95.6%〜113%(中乱1)
補正込HB振り:76.3%〜90.8%

シャワーズ
補正込HB振り:99.5%〜117.2%(高乱1)

ミロカロス
補正込HB振り:100.9%〜118.8%(確1)

ママンボウ
補正込H振り:97%〜114.7%(高乱1)
補正込HB振り:73.5%〜86.7%

上記のように受けとして活躍する有名な水ポケモンに致命傷を与えることができる。

さて、以下の議論もAS振りで進めるが、続いて議論すべきが技である。
今回は第五世代で実現可能な技のみで考える。

まずボルテッカーは必須。これがないとお話にならない。
ねこだましやフェイントもピカチュウと非常に相性が良く、優先度の高さで紙耐久や頼りないすばやさを補える。
威力は心もとないがおんがえしもメイン候補。
サブウェポンとしてはかわらわりくさむすびなどが上がる。
補助技もかなり豊富ではあるが、まともに使えそうなのはアンコール程度。
第四世代にてきあパンを覚えさせることが可能な人はみがわりも場を有利に進める。
めざ氷はドラゴン達に軒並みすばやさで抜かれているためまず撃つ機会がないと思っていい。

何度も言うがピカチュウはS90しかない上に紙耐久であるため、すばやさが負けてる相手には無抵抗で落とされてしまう。
が、威力はお墨付きなので、上手く使って場を荒らそう。